いまから用意しなければヤバいことに

日本の技術立国復活への道のり

日本政府は技術立国の復活を掲げていますが、人口減少や労働生産性の低さなど、多くの課題に直面しています。OECDの調査によると、日本の労働生産性は加盟38カ国中27位と、主要先進国の中でも最下位に位置しています。この状況を打開するためには、抜本的な改革が必要です。

人口減少がもたらす技術者不足

日本の人口減少は、技術者の確保にも深刻な影響を与えています。経済産業省の「IT人材需給に関する調査報告書」によれば、ITエンジニアの供給が市場の成長に追いつかず、2030年には最大79万人のIT人材不足が予想されています。

下のグラフは、今後増えていくIT人材をどんどん教育しても、たりない状況が続くと想定されています。

先端IT人材と従来型IT人材の需給イメージ  出展 みずほ情報総研より
お母さん

でも最近 ITエンジニアって人気で増えているじゃないの?

女の子

はい。確かにこの10年で約2倍程度に増えています!
ただその中身を見ると、エンジニア歴3年未満が30%と多く
まだ実践を多く経験している人が少ないんです!
需要もどんどん増えているから追いついていない。

お母さん

へぇ~ じゃー 年配の人から教わればいいのね!

女の子

それが。。。 実は60歳以上の人の割合も多く、全体の21%。
ということは5年後には、定年になるってこと・・・・

お母さん

ギャー! 先人の人が蓄積した技術が消滅しちゃうってこと!

熟練エンジニアの大量退職による技術継承が課題へ

団塊世代を中心とした熟練技術者が定年を迎え、長年培ってきた高度な技術やノウハウが失われつつあります。一方で、若手技術者の確保が難しく、技術の継承が円滑に進んでいません。

この問題に対処するため、ロボットやAIを活用した技術の自動化や、プログラミング教育の強化などが進められています。しかし、高度な技術や経験に基づく判断力は簡単に代替できません。また、技術者が東京に集中し、地方での人材確保が困難になっているのも課題です。地方での技術者育成や、リモートワークの活用による地方への技術移転なども検討されています。技術継承の問題は日本の産業競争力に直結するため、産学官が連携して早急な対策が求められています。

労働生産性向上の必要性

日本の未来を支える技術者の力

日本が直面する労働生産性の課題解決には、技術者の存在が不可欠です。特に製造業において、改善を実現できるのはエンジニアだけです。ハードウェアとソフトウェア、両方のエンジニアが協力することで、業界は飛躍的な進歩を遂げることができます。

先人たちが築き上げてきた高度な技術を若い世代へ継承することは、日本の技術力を維持・向上させる上で極めて重要です。熟練エンジニアの知識と経験を若手に伝えることで、新たなイノベーションが生まれる可能性も高まります。

ロボットと自動化による生産性革命

人口減少に伴う労働力不足を補うためには、ロボットや自動化技術の導入が不可欠です。特に製造業や物流業界では、これらの技術を活用した生産性向上が期待されています。

製造業におけるロボット活用

工場の生産ラインにおいて、協働ロボットの導入や自動化システムの構築により、人手不足を解消しつつ、生産効率を高めることが可能です。

若手エンジニア育成の重要性

技術立国の復活には、次世代を担う若手エンジニアの育成が不可欠です。産学官が連携し、実践的な教育プログラムを提供することで、イノベーションを生み出す人材を育成する必要があります。

産学連携による実践的教育

大学と企業が連携し、実際の業務に即した教育プログラムを提供することで、即戦力となるエンジニアの育成が可能になります。

企業主導の新卒研修プログラム

複数の企業が協力して若手エンジニアを育成する取り組みが広がっています。このような産業横断的な育成プログラムは、幅広い視野と技術力を持つエンジニアの育成に貢献します。皆さんもう感じているはずです。従業員募集をしても、なかなか入社するひとが少ないことを。。

グローバル人材の育成

世界で活躍できるエンジニアを育成するため、海外派遣プログラムなどを通じて、グローバルな視点と経験を持つ人材の育成が重要です。

日本が技術立国として再び世界をリードするためには、ロボットや自動化技術の導入と並行して、次世代を担う若手エンジニアの育成に注力する必要があります。産学官が一体となって取り組むことで、イノベーションを生み出し、労働生産性を向上させる道が開けるでしょう。

小学生のうちから始めよう!ロボットとプログラミング教育

初等教育が未来を切り拓く力を育む

お子様の将来を考えると、早い段階から適切な教育を受けることが重要です。特に、ロボットやプログラミングの知識・技術は、これからの社会で欠かせないものとなっています。教育基本法の改正により、プログラミング的思考力の育成が重視されるようになりました。

小学生のうちから、ロボットやプログラミングに触れることで、論理的思考力や創造性が養われ、将来の可能性が広がります。また、技術の進歩に対応できる力も身につきます。

お子様の未来のために、今こそロボットとプログラミング教育を始めてみませんか?

適切な時期に適切な教育を受けることで、お子様の可能性は無限に広がります。

未来を切り拓く力を、小学生のうちから育んでいきましょう。